水産通販

真ホッケは一般的に日本海を回遊しながら成長する魚ですが、ごく一部のなまけものの真ホッケは回遊せずに一か所に止まって、そこを住家にしながら成長する珍しい真ホッケも存在しています。それが根ホッケと呼ばれるホッケです。では通常の回遊する真ホッケと、怠け者の根ホッケとは何が違うのでしょう。

一言で言うと、動かないでエサを食べ続けている根ホッケは、運動量が少ないぶん良く肥えていて脂乗りが良いんです。根ホッケと言うとピンとこない方もい多いかと思いますので、みなさんに分かりやすく説明します。 居酒屋さんなどの飲食店などでは、トロホッケとメニューに書かれている場合もあります。聞いたことあるでしょ。この呼び名！一般的な真ホッケと根ホッケは食べ比べてみると一瞬でわかるほど、身がふわふわでホッケの旨みが全然違います。

正式名称はホッコクアカエビ。小ぶりのエビではありますが、鮮やかな赤紅色でとろりととろける甘さが特徴となっています。北海道の日本海側の留萌、増毛、羽幌沖などで水揚げされ、日本海側の甘えびは日本を代表する甘えびの名産地となっています。

増毛町や羽幌町では、毎年エビ祭りという甘えびのお祭りが開催されるほど、町全体が甘えび一色になり賑わいます。甘えびまつりの開催期間中は、水揚げされたばかりの甘えびが浜値で購入できるばかりか、甘えびを使った甘えび寿司、甘えびでダシを摂ったスープカレー、甘えびカレーなどのご当地グルメを楽しめます。

昔、ニシン漁で栄えた日本海のニシン！現在では、ニシンの水揚げ高は、昔ほど大漁ではありませんがニシンの水揚げがされています。

毎年、ニシン漁復活に向けて稚魚の放流が行われていて、2003年から資源量が増加したとする報告があります。

ホタテの養殖に無くてはならないホタテ稚貝は、北海道の日本海側の海で、毎年4月頃に生まれる天然のホタテガイ幼生を採苗器に付着させて稚貝を採取して養殖しています。採苗器の垂下は、5月中旬頃に設置し、7月～8月上旬までの期間に育成カゴに収容されます。

それから、9月～10月くらいに、大きな網目の育成カゴに収容密度を少なくして入替えられ出荷まで育成されています。

ミズダコはタコの中で最大の大きさ。寿命も最長となっていて体長が3～5m、体重10～50kgにまで成長し、寿命は3～5年ほど。

これだけ大きなタコになれる理由は、寒い海に生息していることと、なんでも食べる大食いだからだと言われています。寒海には生息できない他のタコとの競争がなくなり、餌も豊富にあることから大型化したそうです。

冷たい海水を好み、北海道に生息する事から北海ダコという別名もあり、天敵はイルカやラッコ、アザラシやトドといった海の哺乳類。

甘みがあって柔らかいのがミズダコの特徴で、一般的に流通しているミズダコは湯通ししてあるタコが主流ですが、活ダコを使って、タコしゃぶしゃぶや活ダコの刺身は食感も良くとてもおいしいですよ。

北海道産のアワビは蝦夷アワビと言われ、本州などで獲れるアワビより、ひとまわり小さいサイズですが、北海道の澄んだ冷たい海水で育っている寒冷の黒あわびで、良質な昆布をじっくり食べて育っていて旨味が凝縮しています。

アワビの中でも蝦夷アワビは最高峰の高級食材として、高級和食に使われるウニやイクラと肩を並べており、とくに、北海道産の蝦夷アワビは、中国の中華料理でも最高峰の位置づけとなっています。

アワビが高級食材として数が流通しない原因として、成長が遅く食べられる大きさになるまで7～8年かかり、なんと、1年で1センチ程度しか大きくならないことが原因のようです。

北海道日本海側はウニの名産地として有名です。日本海側は潮の流れが速く海水が綺麗なので身の綺麗な美味しいウニに育つんですね。

全国に出回っている北海道産のウニですが、ウニは鮮度が落ちるのが早く、鮮度が落ちると身が溶けてウニの形が崩れてしまいます。ウニの形を崩さないように使用しているのがミョウバンという板です。しかし、ミョウバンを使用することでミョウバン独特の香りがウニに着いてしまいます。

日本海の岩内町では毎年冬の時期になると肝がパンパンに育ったアンコウが水揚げされます。海のフォアグラと言われるアンコウの肝「あん肝」は、冬の時期限定の濃厚な旨さ。 背骨を除いて、ほぼ捨てるところが無いといわれるアンコウは、ひれ、皮、卵巣、身肉、肝臓、えら、胃のすべてが食べられ、特に肝は最高の珍味になり、ほんとうに余すところのない魚となっています。

アンコウは、独特なヌメリがあるため捌き方にも工夫が必要となり、アンコウを専門で捌く職人は、吊るし切りと呼ばれるアンコウをまるごと吊るして捌いていく方法で卸していきます。